【第2回】なぜ探究は受験に有利なのか?大学が探究を見る理由― 総合型選抜の背景
「探究は受験に有利なのか?」シリーズ
学校で探究が重視されるようになり、
総合型選抜や推薦入試でも探究活動が話題になることが増えました。しかし、
「探究をしていると受験に有利なのか?」
という問いには、誤解も多くあります。このシリーズでは、大学が見ている力について
ひとつずつ整理していきます。
前回の記事では、
「探究は受験に有利なのか?」
という疑問について整理しました。
では、
なぜ大学は探究を見るのでしょうか。
大学は研究をする場所
大学は、高校までの学校とは少し違います。
高校では、
すでにある知識を学ぶことが中心です。
しかし大学では、
まだ答えが決まっていない問題
を考える場面が増えます。
つまり大学は
研究をする場所でもあります。
研究は問いから始まる
研究は必ず
問い
から始まります。
・なぜこの現象が起きるのか
・この社会問題はなぜ生まれるのか
・この仕組みはどう働いているのか
こうした問いを立て、
調べ、考え、議論しながら
理解を深めていきます。
大学が見たいのは「問いを考える力」
大学は、
何を覚えたか
だけでなく
どのように問いを考えるか
という力にも関心を持っています。
総合型選抜や推薦入試では、
志望理由書や探究活動を通して
どのように考える人なのか
を見ようとしています。
1周年を迎えて
Educational Enhancement は、
この春で 1周年になります。
この1年で、高校生や保護者の方が感じている疑問を
たくさん目にしてきました。
その中でも特に多いのが、
今回のテーマです。
「探究って、受験に有利なんですか?」
このシリーズでは、この問いを出発点に、
大学が見ている力について
少しずつ整理していきたいと思います。
探究とは、特別な活動の名前ではありません。
問いを考える学び方のことです。
このシリーズ
- 【第1回】探究は受験に有利なのか? ― 多くの人が誤解していること
- 【第2回】探究は受験に有利なのか? ― なぜ大学は探究を見るのか
- 【第3回】探究は受験に有利なのか? ― 大学が評価する探究
- 【第4回】探究は受験に有利なのか? ― 評価されない探究
- 【第5回】探究は受験に有利なのか? ― 探究は何のためにあるのか
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Educational Enhancement(EE)
探究学習・総合型選抜・AIと教育を中心に、
学習者の思考と表現のあり方を研究・発信しています。
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🎓 【本記事の執筆・監修】
- 代表研究員:元早稲田大学准教授・教育工学博士(米スタンフォード大・オレゴン大修士 / 東工大博士)
- 顧 問:大学名誉教授(コミュニケーション学専門)
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