書く・語る・考える。探究力があれば自分の言葉でAI時代を乗りこなせる。

志望理由書も面接も、探究で突破せよ!


【第4回】探究は受験に有利なのか?― 評価されない探究(よくある誤解)


「探究は受験に有利なのか?」シリーズ

学校で探究が重視されるようになり、
総合型選抜や推薦入試でも探究活動が話題になることが増えました。

しかし、
「探究をしていると受験に有利なのか?」
という問いには誤解も多くあります。

このシリーズでは、大学が見ている力について
ひとつずつ整理しています。

前回の記事では、

大学が評価する探究

について整理しました。

問いがはっきりしていて、
その問いについて考え続けている探究は
大学にも伝わりやすい、という話でした。

では逆に、

評価されにくい探究にはどんな共通点があるのでしょうか。

実際に見ていくと、いくつかの 典型的なパターンがあります。

もし自分の探究が
次のような形になっていないか、
少しチェックしてみてください。

NG① テーマが大きすぎる

よく見られるのが、

テーマが大きすぎる探究

です。

例えば、

・環境問題
・地域活性化
・国際問題

といったテーマです。

こうしたテーマは、もちろん重要です。
しかしそのままでは範囲が広すぎて、

何を明らかにしたいのか

が見えにくくなります。

テーマが広すぎると、

読み手から見たときに面白みが見えにくくなる

という問題もあります。

探究の面白さは、
テーマの大きさでは決まりません。

むしろ大切なのは、

どんな角度から問いを立てているのか。

そこに
自分らしい味付け
が見えてくると、
探究はぐっと面白くなります。

NG② 調べただけで終わる

もう一つよくある誤解があります。

それは、

調べること=探究

だと思われていることです。

本やインターネットで情報を集めることは、
もちろん大切です。

しかし、それだけでは
小学校でよく行われる 「調べ学習」
大きくは変わりません。

探究は、
調べることだけで終わるものではありません。

大切なのは、

・どんな違いが見えたのか
・どんな関係がありそうなのか
・そこから何を考えたのか

です。

つまり、

集めた情報をどう整理し、そこから何を考えたのか。

そこにこそ探究の面白さがあります。

そして実は、

調べることだけならAIの方がずっと速く、正確です。

だからこそ大学は、

人がどう考えたのかを見ようとしているのです。

NG③ 正解を探してしまう

探究は、

正しい答えを見つける作業ではありません。

むしろ大切なのは、

問いについて考え続けることです。

調べていく中で、

「最初に思っていたことと違う」

と気づくこともあります。

あるいは、

「まだよく分からない」
「ここは今後もっと調べたい」

という課題が見えてくることもあります。

それは失敗ではありません。むしろ とても自然なことです。

研究では、

新しい問いが見えてくること

そのものが成果になることも多いからです。

だから探究は、

「〇〇がわかりました。チャンチャン」

という形で終わる必要はありません。

むしろ、

どこまで分かり、どこからが次の問いなのか。

そこまで見えている探究の方が、大学には伝わりやすいのです。

探究は終わりなき旅です。

次回

では結局、探究はやった方がいいのでしょうか。

次の記事では、

【第5回】探究は受験に有利なのか?― 結局、探究はやった方がいいのか

というテーマで
このシリーズをまとめます。

探究とは、特別な活動の名前ではありません。

問いを考える学び方のことです。

このシリーズ

「このままで大丈夫か」を、
一度だけ確認する相談です。

よくあるご相談:

・任意提出資料を出すべきか迷っている
・志望理由書の方向性を整理したい
・探究テーマをどう深めるか考えたい
・面接で何をどう話すか整理したい

まだ具体的でなくても大丈夫です。状況を一緒に整理します。

思考を深めながら次の一歩まで伴走します。

※ 正解を教える相談ではありません
※ 継続前提・無理な勧誘はありません
※ 対応人数には限りがあります


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