書く・語る・考える。探究力でAI時代を乗りこなす

志望理由書も面接も、探究で突破せよ!


探究には複数の型がある①「探究って、仮説と検証が絶対にいるんですか?」


「探究って、仮説と検証が絶対にいるんですか?」

先日、ある中学3年生の男の子から、こんな質問を受けました。

「探究って、仮説と検証が絶対にいるんですか?」

学校の先生からは、

  • 仮説を書きましょう
  • アンケートを取りましょう
  • グラフを作りましょう
  • 検証しましょう

と言われているそうです。

もちろん、これは間違いではありません。
実際、「仮説を立て、それをデータで確かめる」という方法は、探究の非常に大切な型の一つです。

しかし、その質問を聞いたとき、私たちは改めて考えました。

「探究って、本当にそれだけだろうか?」と。

現在、中学校や高校で広く行われている探究活動では、

  • 仮説
  • アンケート
  • データ
  • グラフ
  • 検証

という流れが、とても強く意識されています。

これは、理科の実験や社会調査などと相性がよく、学校としても指導しやすいからです。

例えば、

  • 「スマホ時間と睡眠時間に関係はあるか?」
  • 「音楽を聴くと集中力は変わるのか?」
  • 「制服自由化で学校満足度は上がるのか?」

などは、仮説検証型と非常に相性が良いテーマです。

実際、この型は強力です。
数字やデータを使って考える力も育ちます。

ですが、私たちは最近、少し気になっていることがあります。

それは、

「探究=仮説と検証」

だけだと思い込んでいる中高生が、とても増えていることです。

実際、

「仮説が思いつきません」

という相談を受けることがあります。

でも、よく話を聞いてみると、その子は決して考えていないわけではありません。

例えば、

  • 「なんで学校によって校則ってこんなに違うんだろう?」
  • 「なんで日本のアニメは海外でこんなに人気なんだろう?」
  • 「なんで同じ言葉でも、人によって受け取り方が違うんだろう?」

など、むしろ良い“問い”を持っていることが多いのです。

ただ、それを「仮説→検証」の形にしようとした瞬間、急に苦しくなる。

これは、その子が探究に向いていないのではなく、

「問いに合った型」が、別にあるのかもしれません。

例えば、

  • 文化を比較する
  • 文学を読み解く
  • なぜそう感じるのか考える
  • 違和感を観察する
  • 人の話を聞いて考える

こうした探究では、

「最初に立てた仮説を検証する」

というより、

「問いそのものが深まっていく」

ことの方が重要だったりします。

最初は、

「なぜ日本と海外で考え方が違うのだろう?」

という問いだったのに、

探究を続けるうちに、

  • 「そもそも文化とは何か?」
  • 「人はなぜ違う価値観を持つのか?」
  • 「“普通”とは誰が決めているのか?」

と、問いそのものが変化していく。

これは、“失敗”ではありません。

むしろ、本来の探究ではとても自然なことです。

私たちは、探究には複数の型があると思っています。

もちろん、「仮説と検証」は大切です。
ですが、それだけではありません。

探究には、

  • 「答えを確かめる」探究
    もあれば、
  • 「問いそのものを深める」探究

もあります。

そして、人によって、テーマによって、向いている型は違います。

だからもし今、

「仮説が書けない」
「アンケートを取る意味がわからない」

と感じている中高生がいたら、

それは“探究が苦手”なのではなく、

まだ「自分の問いに合った型」に出会えていないだけなのかもしれません。

次回は、「仮説検証型」の探究について、もう少し詳しく整理してみたいと思います。

「このままで大丈夫か」を、
一度だけ確認する相談です。

よくあるご相談:

・任意提出資料を出すべきか迷っている
・志望理由書の方向性を整理したい
・探究テーマをどう深めるか考えたい
・面接で何をどう話すか整理したい

まだ具体的でなくても大丈夫です。状況を一緒に整理します。

思考を深めながら次の一歩まで伴走します。

※ 正解を教える相談ではありません
※ 継続前提・無理な勧誘はありません
※ 対応人数には限りがあります


PAGE TOP