設計から完成までの全体像【設計ワークシート】
シリーズ目次
本シリーズでは、総合型選抜における任意提出資料について、
実際の合格資料の観察を手がかりに整理します。
形式を模倣することを目的とするのではなく、
読み手の理解を助ける設計の視点を共有することを目的としています。
第1部:任意提出資料を理解する
― 役割・分量・評価の読み解き
① そもそも任意提出資料とは何なのか
② 任意提出資料を出すべき人・出さない方がいい人
③ 任意提出資料は何ページ必要?
― 合格資料から見る分量の現実
④ 「読まれる」「読まれない」の差
― 理解を促す設計の観点
⑤ なぜ思わず読みたくなるのか
― 思考が伝わる視覚設計
第2部:任意提出資料を設計する
― 構成・視覚・仕上げの実践
⑥ 作る前に整理しておくこと【実作成ガイド①】
⑦一番伝えたい“核”を決める【実作成ガイド②】
⑧ “親切”にする視覚設計【実作成ガイド③】
⑨ 提出前に確認したい5つの視点【最終調整ガイド】
⑩ 任意提出資料 実作成ガイド総整理 【設計から完成までの全体像】
任意提出資料のシリーズを書きながら、
何度も同じことを考えていました。
それは、
なぜ同じように活動しているのに、
「伝わる資料」と「伝わらない資料」が生まれるのか。
ということです。
実際の合格者の提出物を読み解いていくと、
一つの特徴が見えてきます。
それは、
任意提出資料を「活動紹介」として作っていないこと。
です。
評価される資料は、
活動を並べるのではなく、
読み手の理解を設計しています。
このシリーズでは、その設計を
段階的に整理してきました。
本記事では、その内容を
一つの流れとしてまとめます。
これから任意提出資料を作る人が
全体像をつかめる入口として整理しました。
任意提出資料 設計ワークシート:作る前に答える3つの質問
任意提出資料は、
PowerPointを開く前に
3つの問いに答えること
から始まります。
この整理ができると、
資料の構造は自然に見えてきます。
Question ①誰が読むのか?
任意提出資料は
選考者が読む資料です。
しかし選考者は、
あなたの活動を詳しく知っているわけではありません。
まず整理します。
想定読者
・専門分野
・探究テーマへの知識
・読む時間
・初見で理解できるか
ワーク
次を書き出してみましょう。
この資料を読む人は
・____________
・____________
・____________
この人はどこで理解に迷うか
・____________
Question ②何を理解してほしいのか?
任意提出資料は
活動の紹介資料ではありません。
読み手に
「この人はこう考えている」
と理解してもらう資料です。
そこで焦点を一つ決めます。
ワーク
この資料で一番伝えたいこと
____________
読み手に理解してほしいこと
____________
ヒント
多くの場合は
・関心の背景
・問いの意味
・考えたプロセス
のどれかになります。
Question ③ではどういう仕組みを作るのか?
理解は
説明ではなく構造で作られます。
つまり
- どの順番で
- どの素材を使って
- どこで理解させるか
を設計します。
ワーク
理解の順序
①____________
②____________
③____________
④____________
使う素材
□ 図
□ 写真
□ データ
□ 注釈
□ 文章
この3つが決まると
資料の骨格は見えてきます。
任意提出資料は
ページ作成の作業ではなく、
理解を設計する作業
です。
PowerPointは
この設計のあとに開けば十分です。
補足:設計を整理するための研究メモ
ここまで、任意提出資料の設計について
シリーズとして整理してきました。
実際には、資料を作る前に
- 読み手
- 伝えたい理解
- 構造
を紙に書き出して整理することが多いと思います。
そこで本記事で紹介した整理を、
書き込みながら考えられるワークシート形式にまとめました。
EE研究メモ①
任意提出資料の黄金構造
任意提出資料を分析すると、
評価される資料には
共通する構造
があります。
それを
- Reader(誰が読むのか)
- Message(何を理解してほしいのか)
- Structure(どう設計するのか)
の観点から整理した
設計メモです。
記事で紹介した内容を
実際に書き込みながら整理できるようにしています。
興味のある方には
PDF版をお送りします。
お問い合わせフォームから
「研究メモ希望」
とご連絡ください。
EE研究メモ
Educational Enhancement
Educational Enhancement(EE)
探究・志望理由・面接を
「説明できる形」に整える教育サポート。
「このままで大丈夫か」を、
一度だけ確認する相談です。
よくあるご相談:
・任意提出資料を出すべきか迷っている
・志望理由書の方向性を整理したい
・探究テーマをどう深めるか考えたい
・面接で何をどう話すか整理したい
まだ具体的でなくても大丈夫です。状況を一緒に整理します。
思考を深めながら次の一歩まで伴走します。
※ 正解を教える相談ではありません
※ 継続前提・無理な勧誘はありません
※ 対応人数には限りがあります
