語れる自分になる。そして、自分の力で未来を切り拓く。

推薦・総合型選抜に、自分の言葉で挑む力を。


「素敵な間違い」──アメリカのサマーキャンプで教わったこと


はじめに:その一言が、心に残った

「私は素敵な間違いをしたの!」

この言葉を聞いた瞬間、私は言葉を失いました。
アメリカのサマーキャンプでカウンセラーをしていたときのことです。

アメリカのサマーキャンプでの出来事

多国籍なスタッフに囲まれて、毎日子どもたちと過ごしたアメリカのサマーキャンプ。
ある日、一人のアメリカ人カウンセラーが、子どもたちの「もう少し遊びたい!」という声に応えて、予定時間を少しオーバーして活動を続けました。

その好意は子どもたちにとって満足のいく時間となりましたが、後で彼女はボスに注意を受けてしまいます。

私は心配になって彼女に声をかけました。
「せっかくの思いやりなのに…落ち込んでない?」

すると彼女は、少し笑いながらこう言いました。

「私は間違ってなんかない。もしこれが“間違い”って言われるなら、私は素敵な間違いをしたの。

間違いは、いつも悪いもの?

私は、はっとしました。
日本で育った私にとって、「間違い=悪いこと」という感覚は、深く根づいていたように思います。

でも彼女は、相手を思いやった行動であれば、ルールから外れていても価値があると自信をもって言ったのです。
その姿勢に、私は強く心を動かされました。

アメリカの “間違い観”:Nice mistake という文化

アメリカでは、「間違えること」は学びの一部。
英語教育の現場でも、子どもたちが文法を間違えても「Great try!」と励まされる光景をよく目にします。

“Nice mistake” や “Beautiful mistake” という表現には、間違いの中にも意味や成長の可能性を見出そうとする姿勢が込められています。

日本の「減点方式」とは異なり、アメリカでは「挑戦して失敗すること」自体がポジティブに捉えられているのです。

まとめ:あなたにとっての「素敵な間違い」は?

「素敵な間違い」——その言葉は、今も私の心に残っています。
私は今でも、人のミスや自分の失敗をただ「悪いこと」と決めつけずに、その背景や思いに目を向けたいと思っています。

あなたにも、「あれは間違いだったけど、悪くなかったな」と思える経験はありませんか?

それこそが、あなたにとっての「素敵な間違い」なのかもしれません。

異文化の中で得た気づきや「自分の思い」を、言葉にして相手に伝える力。
これは、推薦入試や総合型選抜の面接・志望理由書でもとても重要です。

Educational Enhancementでは、そうした入試に向けたオンライン指導を行っています。

  • 自分の考えを整理して話す練習
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ただ話せるようになるだけでなく、その人らしさが伝わる表現を一緒に育てていきます。


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