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【慶應SFC・AO入試 2】多くの人が止まってしまう場所


「合格できない理由」は、能力不足ではありません

このブログで扱うのは、
不合格例の分析ではありません。

また、
「こうすれば受かる」という
ノウハウの提示でもありません。

ここで整理したいのは、
慶應SFC(総合政策学部・環境情報学部)のAO入試で、
ここで止まってしまうと評価につながりにくい 提出物に共通しやすい「止まり方」です。

慶應SFCのAO入試は、
しばしば「特別」「難しい」と言われます。

その理由は、
求められているレベルが高いから、
というよりも、

何をどう見られているのかが、
表面上わかりにくい

からです。

活動内容やテーマは提示されていても、
それをどう読まれ、
どこで評価が分かれるのかが
見えにくい構造になっています。

SFCのAO入試では、

  • どんな活動をしたか
  • どれだけ実績があるか

よりも、

  • なぜそれを問題だと捉えたのか
  • どのように考えを進めたのか
  • どこで立ち止まり、考え直したのか

といった、
思考の流れそのものが読まれます。

そのため、
活動がある程度そろっていても、
評価に大きな差が生まれます。

① 問いが「設定」で止まっている

問いは書かれています。
しかし、

  • なぜその問いに至ったのか
  • どこに引っかかりがあったのか

が十分に言語化されていないまま、
次の段階へ進んでしまうケースです。

問いが
「考え始めるための起点」ではなく、
「書類に必要な要素」になってしまっている

状態とも言えます。

② 実践が「活動報告」で止まっている

SFCのAO入試では、
実践や活動を書く人が多くいます。

しかし、評価されにくい提出物では、

  • 何をしたか
  • どれだけ頑張ったか

の説明が中心になり、

  • その実践で何を確かめようとしたのか
  • 何が想定と違ったのか

が十分に整理されていません。

実践が、
検証ではなく「経験の列挙」
止まってしまっています。

③ 「わかった」で思考が閉じてしまう

探究をまとめる段階で、

  • 分かったこと
  • 学んだこと

をきれいに書いて終えてしまうケースも
多く見られます。

しかしSFCでは、

ここまで考えた結果、
何がまだ分からないのか
次に何を考える必要があるのか

が、むしろ重要です。

思考が
きれいに完結してしまうと、
大学で続きを考える余地が見えなくなる

のです。

この「止まり方」は、
能力の問題ではありません。

むしろ、

  • 自分の考えを
    自分で評価しなければならない
  • 正解の形が提示されていない

というSFC AO入試の構造そのものが、
原因になっています。

自分の探究が、

  • もう一段深められるのか
  • どこが弱いのか

を、
本人だけで判断するのはとても難しい
のです。

※ 前回のブログでは、
慶應SFCのAO入試で合格点に達した提出物を一例として
「思考がどこまで整理されていたか」を分析しています。
あわせて読むことで、今回扱っている
「多くの人が止まってしまう場所」が、
より立体的に見えてくるはずです。

▶ 前回の記事: 慶應SFC AO入試|合格点に達した探究アウトプットは、どこが違うのか

前回のブログで紹介した
合格点に達したモデルケースでは、

  • 問いが、考え直された形で提示されている
  • 実践が、検証として位置づけられている
  • 思考が途中で終わっていることが、
    きちんと示されている

という特徴が見られました。

違いは、
「すごさ」ではなく、
思考の整理と編集の深さにあります。

慶應SFCのAO入試で
多くの人が止まってしまうのは、

考えていないからでも、
努力が足りないからでもありません。

考えが、
どこで止まっているのかが
見えにくいから

です。

このブログが、
自分の探究や提出物を、

  • どこまで考えきれているか
  • どこで止まっているか

を見直すための
一つの視点になればと思います。

次回は、
こうした「止まり」を、
どのようにして
思考として前に進めていくのか
について整理していきます。

「このままで大丈夫か」を、
一度だけ確認する相談です。

今の状態を整理する

※ 正解を教える相談ではありません
※ 継続前提・無理な勧誘はありません


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