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英語で早稲田を受ける、ってどういうこと?【後編】


JCulPを別の視点から見てみる – 受験準備につながる理解

前編では、早稲田大学文化構想学部のJCulPという入試・教育環境を制度の側から読み解き、 英語力の選抜以上の意味を持つ可能性について考えてみました。※前編はこちら「英語で早稲田を受ける、ってどういうこと?【前編】

後編では視点をさらに広げ、 その背景にある学問的な枠組み ― 日本研究(Japan Studies) ― から捉え直してみます。

日本研究は特定のテーマに限定された学問ではありません。

社会学で日本社会を扱うことも、 政治学で制度を分析することも、 教育学で学校文化を研究することも、 すべて日本研究の一部になり得ます。

ここで重要なのは、対象そのものよりも、どんな視点で対象を見るのかです。

日本の大学で日本を扱う場合、多くの前提が共有されています。

  • 生活感覚が共通している
  • 背景説明が少なくて済む
  • 「普通」が通じる

研究が進めやすい反面、当たり前が問い直されにくいこともあります。

海外のJapan Studiesでは、日本を外部の視点から捉えることができます。

  • 比較的客観的に見える
  • 異なる理論が適用される
  • 文化距離がある

しかしそこにも限界があります。

  • 生活実感が伴わない
  • 現場の細部が見えにくい
  • 変化を体感しにくい

ここでJCulPの環境を見ると、少し独特な位置にあることが分かります。

  • 場所:日本
  • 議論環境:国際的
  • 言語:英語

内部にいながら外部視点を使う

この条件によって、日本を捉え直す経験が生まれます。

この学び方は偶然の設計ではなく、文化構想学部の性格とも重なる部分があります。

文化構想では、文化や社会を一つの見方で固定せず、異なる視点の往復から理解することが重視されます。

日本にいながら英語で考えるという環境は、その姿勢と自然に接続しています。

ここまでの内容は、単なる入試制度の解説ではありません。
JCulPというプログラムがどのような意義や目的のもとに設計されているのか、という視点から読み解いてきました。

そのため、志望する際に問われるのは英語力だけではありません。
重要になるのは、日本をどのような角度から見つめ、どのような問いを持っているのかという点です。

これはエッセイを書く技術の問題ではありません。
まず求められるのは、日本や社会に対してどのような関心や疑問を持っているのかという探究の部分です。

エッセイやインタビューは、その探究を言葉として伝える段階にあたります。

エッセイでもインタビューでも、
評価を分けるのは英語力だけではありません。

自分がどんな視点で世界を見ているのか。
その明確さが結果を左右します。

制度の理解に唯一の正解があるわけではありません。
しかしプログラムの意義を踏まえて自分の視点を整理することが、結果として文章や対話の説得力を支える土台になります。

「このままで大丈夫か」を、
一度だけ確認する相談です。

今の状態を整理する

※ 正解を教える相談ではありません
※ 継続前提・無理な勧誘はありません


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