文化構想学部のJCulPという入試の背景
早稲田大学 文化構想学部には、
JCulP(Global Studies in Japanese Cultures Program 国際日本文化論プログラム)という、特徴的な入試・教育プログラムがあります。
英語で日本を学ぶ。
英語で日本について書き、語る。
でもこれは、
「英語ができる人向けのコース」ではありません。
世界の中で研究されてきた日本
日本社会や文化は、長年にわたり世界各地で研究対象として扱われてきました。
海外の大学には Japan Studies(日本研究)の蓄積があり、
現在も多様な角度から関心が寄せられています。
- アニメとポップカルチャー
- 少子高齢化
- 移民と多文化共生
- テクノロジーと社会の関係
- 災害と社会の回復力
こうした状況は、日本が世界の中で継続的に観察・分析されてきた対象であることを示しています。
しかし、この構図には一つの問いも生まれます。
日本について語られる知識は、
誰の視点から発信されているのだろうか。
そこにJCulPの価値がある
公式説明を超えて解釈するならば、
JCulPの設計からは次のような特徴が見えてきます。
日本を、
外からの言葉だけで説明されるのではなく、
日本の中から、世界に向けて語れる場所が必要だ。
その答えが、
JCulP(Global Studies in Japanese Cultures Program)です。
授業は英語。
学生は世界中から集まる。
テーマは、日本を起点にした文化・社会・メディアの研究。
JCulPは、
日本を、
世界に向けて説明するための
知の拠点
としてつくられたと理解するのが自然でしょう。
入試で見ているのは「英語力」ではない
JCulPの入試が重視しているのは、
- TOEFLの点数
- 帰国子女かどうか
ではありません。
おそらく、もっとも重視されているのは、
「あなたは、日本をどう見ているか?」
なぜこの日本の文化が気になるのか。
それを、どう英語で説明するのか。
大学で、どんな問いとして深めたいのか。
英語は、単なる語学能力ではありません。
日本について主観的にも客観的にも、
ミクロな経験からマクロな社会構造まで、
考え、議論し、発信していくための媒介です。
英語は、日本を多角的に捉え直すための思考の道具 と言えるでしょう。
「日本を研究しなきゃいけない」の?
JCulPだからといって、
日本史や和食を調べる必要はありません。
大切なのは、
日本という場所や文化を「レンズ」にして、
世界や人間を考えているか。
アニメ、都市、移民、SF、ジェンダー。
すべてが、日本を起点にした探究になりえます。
まとめ
JCulPは、
「英語ができる人」の入試ではなく、
「日本を、世界の言葉で考えられる人」を選ぶ入試
と言えます。
英語で早稲田を受ける、というのは、
そういう意味を持っています。
Educational Enhancement(EE)
探究・志望理由・面接を
「説明できる形」に整える教育サポート。
「このままで大丈夫か」を、
一度だけ確認する相談です。
※ 正解を教える相談ではありません
※ 継続前提・無理な勧誘はありません
