無理に問いを立てようとすると、探究は止まる
Episode 3 では、
探究には「3つの入口」があり、
入口が合うかどうかが進みやすさを決めることを整理しました。
では、入口が整ったとき、
問いはどう生まれるのでしょうか。
探究における問いは、
無理にひねり出すものではなく、
自然に立ち上がるもの です。
問いが立つとき、何が起きているのか
入口が合っていないと、
問いをつくるのは難しくなります。
多くの場合、問いが出てこないのは、
- 「良さそうな問い」を
頭の中でひねり出そうとしている - 抽象的な言葉だけを並べて
問いらしくしようとしている - 何を深めたいかが定まらないまま
焦って問いを作ろうとしている
こうしたとき、問いは止まってしまいます。
問いが立つのは、
思考の基盤が整った瞬間 です。
問いは「入口の思考」を進めることで形になる
Episode 3 で取り上げた
3つの入口 は、問いを形づくるプロセスでもあります。
① 違和感の入口 → 「何が引っかかっているのか」を言語化する
違和感は問いの種です。
なんとなく気になることに対して、
- なぜそう感じたのか
- どんな場面で引っかかったのか
を言葉にしていくと、
問いは自然に形になります。
問いは、
違和感を説明しようとした瞬間 に生まれます。
② 比較の入口 → 「違い」を問いに変える
比較は問いの発火点になります。
- 昔と今
- AとB
- 自分と他者
といった比較を進めると、
- 何が違うのか
- なぜ違いが起きているのか
- どんな影響があるのか
といった問いが立ち上がってきます。
問いは、
違いを言語化しようとした先 にあります。
③ テーマの入口 → 「焦点を決める」ことで問いが見える
すでにテーマがある場合、
問いはテーマの中で焦点化することによって立ちます。
- テーマのどの部分に関心があるのか
- 何を明らかにしたいのか
この視点で整理することで、問いが定まります。
問いは、
焦点を絞り、言葉にするプロセス があって初めて見えるようになります。
問いが立たないのは「能力の問題」ではない
問いが出てこないとき、
よく「自分にはセンスがないのでは?」
と感じてしまいます。
しかし、多くの場合の原因は、
入口が合っていないか、
入口の思考が十分に進んでいないだけです。
入口が整い、思考が循環し始めれば、
問いは自然に立ち上がります。
「良い問い」とは何か?
良い問いとは、
- 抽象的で難しい問いではなく、
- 深く考え続けられる問い、
- 自分の思考を進めてくれる問い
です。
問いが立ったら、
- それを説明できるようにする
- 何が明らかになるかを考え続ける
このプロセスこそが、探究を進める力になります。
Episode 4 のまとめ
問いは、
入口から思考を進める過程で自然に立ち上がるもの。
無理に問いを作ろうとするよりも、
入口に戻って思考を進めることが、
問いを立てる最短の方法です。
次回予告
Episode 5|問いが浅いまま終わってしまう理由
次のEpisodeでは、
- なぜ問いが深まらないのか
- 調べ学習で終わってしまう原因
- 本質的な問いを育てる方法
を扱います。
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