書く・語る・考える。探究力があれば自分の言葉でAI時代を乗りこなせる。

志望理由書も面接も、探究で突破せよ!


[探究が合う人・合わない人] Episode 1|探究がつらいと感じる理由


その「しんどさ」は、どこから生まれるのか

探究がつらい。
そう感じている高校生は、決して少なくありません。

  • 問いが出ない
  • 何を書けばいいのかわからない
  • 発表になると頭が真っ白になる
  • 周りは進んでいるように見えて、焦ってしまう

「自分だけが、探究に向いていないのではないか」
そんなふうに感じてしまう人もいると思います。

でも、まず最初に整理しておきたいことがあります。

探究を「つらい」「苦手だ」と感じるのは、
決して珍しいことではありません。

多くの場合、
どう考えればいいかを段階的に練習するための足場が、
途中で抜け落ちているだけ
です。

これは、本人の努力不足や能力の問題ではありません。

多くの教科学習では、

  • 問題が与えられる
  • 正解が決まっている
  • 手順をなぞれば評価される

という形で学びが進みます。

一方、探究では、

  • 何を問うかを自分で決める
  • どこまで調べるかも自分次第
  • 正解があるかどうかも分からない

という、まったく違う思考の使い方が求められます。

これは「難しいから」ではなく、
これまで練習してきた思考とは種類が違うだけです。

「問いが出ません」という相談は、とても多いです。

けれど実際には、

  • 問いの立て方を教わっていない
  • 問いには“型”があることを知らない
  • 比較や変化といった視点を使ったことがない

というケースがほとんどです。

つまり、

問いが出ない
=考えられない

ではありません。

考え方を練習する順番が、途中で省略されているのです。

探究では、

  • テーマが目立つ人
  • 発表がうまい人
  • 先生に評価されやすい人

が、どうしても見えやすくなります。

しかし、

  • 目立つ探究
  • 深く考えられている探究

は、必ずしも一致しません。

このズレが、
「自分はダメなのではないか」という感覚を
強めてしまうことがあります。

探究を「つらい」「苦手だ」と感じるのは、
決して珍しいことではありません。

多くの場合、
どう考えればいいかを
段階的に練習するための足場が、
途中で抜け落ちているだけ
です。

■ 次回予告

探究が合う人・合わない人
Episode 2|「合わない」は才能の問題ではない

「このままで大丈夫か」を、
一度だけ確認する相談です。

今の状態を整理する

※ 正解を教える相談ではありません
※ 継続前提・無理な勧誘はありません


PAGE TOP