推薦入試や総合型選抜の時期になると、
多くの高校生が悩むのが「志望理由書」です。
でも、そもそもこの言葉——
なぜ “志” という漢字がついているのでしょうか?
今回は、その本質に迫ります。
■ “志”は「心が向かう方向」をあらわす漢字
“志”という漢字は、
- 心(こころ)
- 之(ゆく/すすむ)
に分解できます。
つまり、
心がどの方向へ向かっているか
を示す言葉です。
■ 志望理由書は「気持ち」を書くものではない
よくある誤解👇
❌ “行きたい気持ち”を書く
❌ “興味があります”で終わる
❌ “将来活かせそうだから”でまとめる
でも大学が本当に見たいのは、
✅ あなたの心がどちらを向いているのか
✅ そこに至った背景(出発点)は何か
✅ 誰の価値になるのか(社会性)
✅ その方向に進んだ未来像は何か
✅ なぜ“今”大学で学ぶ必要があるのか
です。
“志”とは、方向性 × 社会性 × 自分ごと。
■ “志”には「芯(価値観)」が必要
心がどこへ進みたいのかを語るには、
その根っこ(=芯)が必要です。
芯がない志は、
✗ 夢っぽい
✗ 漠然としている
✗ どこでも言える
と見なされます。
■ 書類でも面接でも揺れない“志”の方程式
志(未来の方向)
=
芯(価値観の出発点)
×
社会課題(今の理由)
×
未来像(方向性)
これがあると、
「なるほど、その人が進む必然性」が生まれます。
■ “志”が強くなる3つの問い(保存用📌)
① なぜそう思うようになった?(出発点)
→ 心が動いた“きっかけ”は何か?
② 誰が困っている?(社会性)
→ 自分ごとではなく、他者の価値。
③ その結果、どんな未来になる?(方向)
→ “志”は未来像を伴います。
この3つが揃うと、
志は“深く、強い言葉”に変わります。
■ “志”が入る名前は他にもあります
・志願書
・志望校
・志望動機
すべてに共通しているのは、
「心の方向性の提示」
という文化的な意味です。
■ 志は「自己紹介」ではなく「自己方向性」
大学が見たいのは、
▶ あなたは心で何を大切にしているのか
▶ その価値観が生まれた背景は何か
▶ 社会にどう接続させたいのか
▶ 進むと何が変わるのか
これらが言語化されたとき、
志は“あなたらしい地図”になります。
■ 今日できるミニワーク(1分でOK)
紙に3つ書いてみましょう👇
□ 心が動いた“きっかけ”
□ 今、誰が困っている?
□ どんな未来を描きたい?
書くだけで、志の輪郭が浮かびます。
■ 「普通で終わりそう…」と思ったら
大丈夫。
志は「声量」や「特別体験」ではなく、
言葉の線で強くなります。
ただし、ひとりで整えるのは難しい部分でもあります。
✅ここからは、ひとりで悩まなくてOK
✔ 心が動いた“きっかけ”の整理
✔ 価値観の出発点の抽出
✔ 社会性との接続ライン作り
✔ 未来方向性の言語化
これらを一緒に整理します。
書けば書くほど“フワッ”とする前に、
一度ご相談ください。
まずは方向性の診断だけでもOK👇
👉(お問い合わせリンク)


■ 最後に:あなたの志は“誰かの価値”になる
志は、合否のためだけの言葉ではありません。
将来、
あなたが出会う誰かのために。
その心の方向性こそ、
大学が一番見たいものです。
📌この記事は保存推奨。
何度も読み返すと、深みが増します。



