書く・語る・考える。探究力があれば自分の言葉でAI時代を乗りこなせる。

志望理由書も面接も、探究で突破せよ!


市町村調べで差がつく!“探究型”発表の作り方5つのコツ


中学校の社会科や総合の時間で、

「日本のある市町村について調べ、発表しなさい」

という課題が出ることがあります。

最初はワクワクして調べても、気づくと……

・人口・産業・観光地の紹介だけ
・写真を貼って終わり
・教科書にある情報のまとめ

こんなレポートで終わってしまいがちです。

でも、実はここには“探究”につながるヒントがたくさん隠れています。

今回のポイントは、

その市町村の“良さ”に着目し、なぜ?で深掘りすること

ただ紹介するだけでなく、理由に迫っていきましょう!

調べ学習は、情報を集めてまとめる学習。

探究は、
・疑問を見つける
・理由(仮説)を考える
・根拠で確かめる
・意味を考える
・未来へつなげる

といった“思考のプロセス”が加わります。

項目調べ学習探究
情報既存情報を集める情報を比較・分析
考え方まとめる問いを深める
結果レポート紹介根拠ある結論
価値情報理解問題解決・提案

この課題で大切なのは、まず魅力を見つけること。

(例)
・観光スポットが人気
・地元の特産品が有名
・移住者が増えている
・子育て支援が充実

「ここがいい!」と感じた点こそ、探究の入口。

似ている規模の市町村と比べると、

・なぜこの市町村だけ人気なの?
・なぜ移住が進んでいるの?

という“問い”が生まれます。

比較は、違い=強みを見つける鍵

問いが出たら、

「きっと〇〇だからだと思う」

という仮説を立てます。

(例)
・駅から近くアクセスが良いから?
・SNSで映えるスポットが多いから?
・行政のサポートが厚いから?

発表に“自分の考え”が入り、聞き手が納得しやすくなります。

仮説には、根拠が必要です。

・公式データ
・観光協会HP
・地図・交通情報
・人口推移統計

“思う”から“証拠づける”へ。
ここで発表の質がぐっと上がります。

最後に、

「この良さをどう伸ばせる?」

と発展させてみましょう。

(例)
・駅前で特産品の週末イベント開催
・SNS向け写真スポットの設置

未来に向けた提案は、聞き手の印象に残ります。

・なぜこの市町村は観光客が多いのか?
・なぜ特産品がブランド化したのか?
・なぜ子育て世帯に人気なのか?
・なぜ移住者が増えているのか?

答えがひとつではない問いこそ、探究に向いています。

調べた情報を「まとめる」だけなら、AIにもできます。

でも、

・なぜそうなった?
・他と比べてどう?
・自分はどう考える?
・未来に何ができる?

と考えるのは、あなたにしかできません。

それが、探究。

・地域づくりの視点が身につく
・魅力の背景を理解できる
・課題だけを見る視点から卒業できる

そして、“良さの理由”が語れる人は、
将来地域を支える力にもつながります。

市町村の発表を探究に変えるには、

・良さを見つける
・比較する
・理由(仮説)を考える
・根拠で確かめる
・未来への提案を入れる

この5つがポイント。

ただの紹介レポートから卒業し、
「なぜ?」と深掘りできる発表に挑戦してみましょう!

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