書く・語る・考える。探究力があれば自分の言葉でAI時代を乗りこなせる。

志望理由書も面接も、探究で突破せよ!


❤️AI時代の志望理由書(エッセイ)に勝つ人、負ける人[シリーズ4:泥臭さが評価される理由]


実績より“姿勢”が、いちばん評価される

これは事実です。

華やかな成果や大きな実績を持っている高校生は一握り。
多くの高校生は、
日々の勉強・部活・生活の積み重ねが中心 の生活です。

でも、それでいいんです。

いま大学が本当に見ているのは、
成果ではなく“姿勢”。
実績ではなく“取り組み方”。
派手な活動よりも、“日常をどう生きてきたか”。

これは、AIには絶対に書けません。

私が大学で担当していた
グローバルリーダー育成プログラムでは、
4泊5日の研修に優秀な学生が集まっていました。

・発言力の強い学生
・人前で堂々と話す学生
・リーダー的に振る舞う学生
・英語が得意な学生

そんな中で、私がもっとも強い可能性を感じたのは
“一番目立たない学生”でした。

彼は、派手ではありません。

・自己アピールも少ない
・特別な成果があるわけでもない

でも、こんな行動を続けていました。

  • すべてのセッションに5分前に到着
  • 誰に言われなくても丁寧にメモを取る
  • 荷物運びや準備を静かに率先して行う
  • 穏やかな表情で、自分の役割を把握して動いている

4泊5日の全期間、
“黙々と・誠実に・地味に・コツコツと”
続けていたのです。

私は確信しました。

「あ、この子は後ろから組織を支えるリーダーだ」 と。

プログラム終了後、
学内の「学生リーダー選考試験」に向けて彼に声をかけ、
彼は見事合格しました。

こういうタイプの学生は、
自分の良さに気づいていないことが多いんです。

「特別な実績がないから…」
「自分は普通だから…」

と思ってしまいがち。

でも、教育者の視点でははっきりわかるんです。

“姿勢”の強さは、実績よりずっと本質的。
それはAIには絶対に書けないし、真似できません。

① なぜ続けられたのか(価値観・芯)

AIは説明はできても、
心の奥にある「動機」には触れられません。

② 途中で迷ったり揺れたりしたこと(葛藤)

AIは、迷い・焦り・挫折の“プロセス”を描けません。
葛藤は人間にしか書けない物語です。

③ 自分なりの意味づけ(解釈)

同じ1年でも、“続けた理由”“選んだ意味”は人によって違う。
ここにあなたの価値観が出ます。

高校生の生活のほとんどは“日常”です。

・朝勉強を続けた
・部活で地味な役割をしていた
・苦手科目に逃げずに向き合った
・クラスの仕事をこなした
・最後まで投げ出さなかった

これらはすべて
「あなたの姿勢」を示す証拠です。

実績ではなく、
姿勢 × 価値観 × 継続
ここに“志”と“芯”が自然につながっていきます。

彼のように、
自分の良さに気づいていない高校生は本当に多いんです。

でも、やり取りを重ねていくと、
文章の端々や会話の中に
“その子だけの強さ” が見えてきます。

私は、
その芽を見つけて言葉にしていくことを
長年の教育現場で続けてきました。

実績がない子ほど、実は強い。
それを文章にするのが、志望理由書の本当の勝負です。

AIが整えたきれいな文章より、
地味でも本当の気持ちで書いた文章のほうが評価される。

なぜなら――

そして今の入試は、
姿勢のストーリーがいちばん強い時代です。

あなたの中にある“日常の積み重ね”こそ、
大学が見たい「本当のストーリー」なんです。

自分の良さは、自分では気づきにくいものです。
だからこそ、一緒に言葉にしていきましょう。

✔ 「AIっぽい」文章になっていないかチェックしたい
✔ 体験をどう“本物の言葉”に変えるか迷っている
✔ 自分らしい声を取り戻したい
✔ 評価者に伝わる“人間味”の出し方を知りたい

これらを一緒に整理していきましょう。

AIが整える時代だからこそ、
**整いすぎない“あなたの言葉”**を見つける時間が大切です。

書けば書くほど「これでいいのかな?」と思ったら、
その時こそ一度ご相談ください。

まずは方向性チェックだけでもOK👇

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