書く・語る・考える。探究力があれば自分の言葉でAI時代を乗りこなせる。

志望理由書も面接も、探究で突破せよ!


❤️シリーズ0:AI時代の志望理由書を考える― 整いすぎた文章が“減点”される、逆転の時代 ―


AIが整えた完璧な文章があふれる時代。
けれども今、大学入試の現場では「整いすぎた文章」が減点されるという逆転現象が起きています。

なんという皮肉!
AIが完璧に近づいたことで、逆に人間の「抜けたところ」が評価され始めたのです。
これは、私たち人間にとって大チャンス!

完璧である必要がなくなった。
むしろ、「ちょっとズレてる」「なんかリアル」と感じさせる文章が光る時代です。

AIは、文法ミスを直してくれます。
でも、「友達とケンカして泣いたけど、次の日に仲直りして一緒にアイス食べた」――
そんな“人間くさいエピソード”までは書けません。

AIは文章を整える天才ですが、心の温度を調整するのは超苦手
だからこそ、整っていないけど「生きてる言葉」が、今いちばん評価されるんです。

実際、アメリカの大学ではこの“逆転現象”を制度として取り入れ始めています。

つまり、AIが“整え”、人間が“感じ取る”
この二重チェックによって、文章の中身の「リアルさ」「声の熱」がより重要になっています。

まさか、AIの進化が「人間の隙」を救う時代が来るとは――。
これぞまさに、“完璧な文章が減点される”という教育界の逆転ドラマです。

『ChatGPTで書いたエッセイ、米大学入試で通用しているのか?』(Forbes JAPAN, 2025)

Forbes JAPANの記事は、この逆転現象を象徴する二人の人物を紹介しています。

まずは、ジョージ・ワシントン大学の学部入試部長 ベン・トール 氏。

「長年にわたって何千ものエッセイを読んでいると、AIで書いた文章を見破るのはたやすい
素人が何気なく読んでいると気にならないかもしれないが、
審査官の立場から見るとそれは明らかで、学生はチャンスを逃すことになる。」

さらに彼は、エッセイの本質をこう語ります。

「学生が提出する書類の大半は過去の記録に基づくため変更できない。
しかし、エッセイだけは提出直前まで自分で推敲できる。
だからこそ、私たちはその文章を通して“その人の本当の姿”を知りたい。
生成AIのようなツールが、彼らの“ありのままの声”を願書から奪ってしまうことになるのだ。」

そしてもう一人。
セルビア在住のフリーランス編集者 インディアナ・ペジッチ(Indiana Pejić) 氏。
彼女は3つの修士号と博士号を持ち、Fiverrを通じて100件以上のエッセイを手直ししてきました。

「ChatGPTの登場によって自分のビジネスが打撃を受けると思ったが、現実は逆だった。
いまや“AIが書いた文章を本物らしく見せる”ことに長けた編集者の需要が急増している。

AIが文章を整え、人間が“本物らしさ”を補う
つまり、「AIが整えすぎた文章を、人間が“人間らしく直す”」時代が来ているのです。
これはもう、教育や表現の在り方がひっくり返ったと言っていいでしょう。

大学が見ているのは、「上手な文章」ではなく、“本物の声”があるかどうか
AIが整えれば整えるほど、その奥にある人間の不器用さや温度が試されているのです。

① 人間臭さを恐れない力

きれいにまとめようとしすぎなくていい。
「少し不器用」「でもリアル」――それが一番記憶に残るんです。

② AIを“考える相棒”にする力

AIは使っていい。
ただし、“代筆者”ではなく“相談相手”として。
そして、最後に言葉を決めるのはあなた。
これが、AI時代のちょうどいいバランスです。

③ 体験をストーリーに変える力

本当に忘れられない出来事はありますか?
そこにこそ、AIには書けない“人間のしぶとさ”や“心の温度”がにじみます。

AIが整えた完璧な文章よりも、
ちょっとズレてて、でも心に残る文章のほうが信頼される。

つまり――AI時代に“勝つ”ための最大の武器は、「人間臭さ」なんです。

もう、無理して完璧を目指す必要なんてありません。
あなたの中の「不器用さ」こそが、これからの時代のチャンスです。

AIが整えた完璧な文章があふれる時代。
だからこそ、これから問われるのは「人間臭さの力」。

このシリーズでは、“人間らしさ”を文章でどう表現するかを、実例とともに掘り下げていきます。

📘 シリーズ内容(予定ラインナップ)

❤️シリーズ1|評価者に響く体験談とは?
→ 「うまく書く」ではなく、「本音で語る」。どんな体験が心を動かすのか?

❤️シリーズ2|AIっぽさを消すリライト術
→ “整いすぎ”を防ぐ、人間らしい言葉の選び方と書き直しのコツ。

❤️シリーズ3|面接で伝わるのは「本当のこと」
→ 本当のことを書いて、そのことを真剣に話す――それが最強の面接対策。

❤️シリーズ4|泥臭さが評価される理由
→ “きれいな努力”より、“地味で続けた努力”が光る時代。

❤️シリーズ5|データで見る“体験談の力”
→ 実際の調査データから、“人間臭いエピソード”が合否に与える影響を検証。

✔ 心が動いた“きっかけ”の整理
✔ 価値観の出発点の抽出
✔ 社会性との接続ライン作り
✔ 未来方向性の言語化

これらを一緒に整理します。

書けば書くほど“フワッ”とする前に、
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