書く・語る・考える。探究力があれば自分の言葉でAI時代を乗りこなせる。

志望理由書も面接も、探究で突破せよ!


点数より物語で勝つ!総合型選抜(AO入試)とアメリカ入試の共通点


近年、大学入試の多様化が進む中で、「総合型選抜(AO入試)」が注目されています。
この入試方式では、学力試験の点数だけでなく、志望理由書や面接、活動実績など多面的な評価が行われるため、自分の強みを活かしやすいのが特徴です。

しかし、この流れは偶然ではありません。
日本の大学がアメリカ型の大学入試を取り入れている背景には、**「海外で活躍できる人材の育成」**という明確な目的があります。

現代の社会では、優秀な人材が国境をこえて活躍するのが当たり前になっています。
日本の大学も、「世界で活躍できるグローバル人材」を育てることが求められる時代になっています。

特に、近年の傾向として、日本の高校生の間で「海外の大学へ直接進学する」という選択肢が広がっています。ハーバード大学やスタンフォード大学だけでなく、リベラルアーツ系の大学、さらにはシンガポール・オーストラリア・ヨーロッパの大学を目指す学生も増えています。

こうした状況を受け、日本の大学は次のように考えています。
「世界で活躍できる人材を育てるには、日本の大学も海外の大学の教育スタイルを取り入れる必要がある。」

特に、アメリカの大学入試は「個性や経験を重視する」ことで知られており、日本の大学はその仕組みを参考にして改革を進めています。

  • 総合型選抜(AO入試)を拡大し、「学力試験+多面的評価」にシフト
  • 高校時代の探究活動や課外活動を評価する仕組みを導入
  • 志望理由書や面接を重視し、受験生の「ストーリー」を評価

これはまさに、アメリカの大学入試で行われている 「ホリスティック・アドミッション(Holistic Admission)」 に近い形です。

項目日本(総合型選抜)アメリカ(一般入試)
学力試験の比重低め(大学による)SAT/ACTあり(任意化が進む)
エッセイ(志望理由書)必須必須(Common App Essayなど)
面接多くの大学で実施一部の大学で実施
課外活動の評価重要重要
ポートフォリオの提出一部の大学で必要アート・デザイン系で重視

→ つまり、日本の総合型選抜は 「日本版・アメリカ入試」 と言えるのです。

1. 自分のストーリーを語る力

アメリカの大学入試では、単なる成績よりも 「どんな経験をして、どんな学びを得たのか」 が重視されます。
総合型選抜でも、志望理由書や面接で 「経験 → 気づき → 大学での目標」 を語れるかどうかが合否を分けます。

2. 活動は“量”より“質”

「活動をどれだけやったか」ではなく、「なぜその活動を選び、どんな成果や影響を生んだのか」が大切です。
例:アメリカでは「ボランティア100時間」よりも「社会問題に取り組み、解決策を実行した経験」の方が高評価。

3. 他者からの評価を活かす

アメリカでは推薦状が重要視されます。
日本でも、先生や指導者の言葉を取り入れると説得力が高まります。
例:「この生徒はリーダーシップを発揮し、クラス全体の学びに貢献した」など。

日本の大学入試は、学力試験に加えて探究活動・小論文・面接を重視する方向に進んでいます。これは世界基準の入試に近づいている証拠です。

活動の数や実績の派手さではなく、あなたの経験をストーリーとしてどう表現するか が、総合型選抜の合否を左右します。

当研究所では、総合型選抜や推薦入試を目指す高校生に向けて、以下のサポートを行っています。

  1. 小論文(アカデミックライティング)指導
     経験 → 気づき → 目標 という流れをもとに、提出文書を「ストーリー」として仕上げます。
  2. 面接指導
     暗記ではなく、自分の言葉で「なぜその分野を選んだのか」を語れるようにします。
  3. 探究活動や自己PRの整理サポート
     活動を「成長の物語」へと変えて、入試で活かせる形に整えます。

※ Zoomカウンセリングは、提出いただいた小論文をもとに行います。文章があるからこそ、具体的なフィードバックが可能です。

👉 “物語で語れる自分”をつくることこそが、総合型選抜を突破する最大のカギです。ぜひご相談ください。


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