こんにちは、高校生のみなさん!
探究学習でテーマを決めて情報を集めていくと…
- 「たくさん集めたけど、何が大事かわからない」
- 「どんな順番でまとめたらいいの?」
そんなふうに迷ったこと、ありませんか?
この記事では、集めた情報をスッキリ整理して、わかりやすくまとめるための方法を5つのステップで紹介します。実際に手を動かせるワークもあるので、ぜひ挑戦してみてください!
5つのステップ
1. 情報を「見える化」しよう(付箋の活用)
- ノートや付箋、スプレッドシートなどに「1情報=1メモ」で記録
- 出典(本のタイトルやURL、日付など)も忘れずに
目的: 頭の中に散らばった情報を外に出して整理するため!
2. 情報を分類してグループ化しよう(マインドマップ)
- テーマごと(例:プラスチック問題、リサイクル、国の政策)
- 情報の種類(例:統計データ、インタビュー、ニュース)
- 立場や視点(例:賛成/反対)
マインドマップや表を使って、視点の広がりや全体像を把握しましょう。
目的: 情報の関係性や全体構造をとらえること!
3. “使える”情報を選び抜こう
- 自分の問いに関連しているか?
- 信頼できる情報か?(政府、大学、専門家の発信など)
- 自分の主張や結論の根拠になりそうか?
不要な情報は思いきってカット!必要な情報にしぼることで、説得力のある探究ができます。
目的: 探究の核となる「根拠」を見つける!
4. 伝える順番を考えて「ストーリー」にしよう
- 導入:なぜこのテーマに興味をもったのか?どんな問いから始まったのか?
- 調べたこと:情報をテーマごとに整理して紹介
- 自分の考え:そこから考えたこと、気づいたこと、主張
- まとめと提案:何がわかり、どんな行動につながるか?
目的: 相手に伝わる「話の流れ」を作る!
5. わかりやすい資料をつくろう(まとめ・発表)
- 箇条書きで要点を整理
- 図やグラフを使って視覚的に伝える
- 色やフォントで強調したい部分を目立たせる
- 自分の意見や問いかけをはっきりと書く
目的: 見る人・聞く人に「伝わる」まとめにする!
図で理解しよう:「付箋+マインドマップ」の活用法
探究学習では、「付箋」と「マインドマップ」を組み合わせるのがとても効果的です。以下の図は、その方法をわかりやすく表したものです。

【左側】付箋でアイデアを見える化!
- 原因(青):「ごみの投棄」
- 影響(黄):「海の生き物が死ぬ」
- 対策(緑):「プラスチック規制」
色分けすることで、情報の種類や視点ごとに整理しやすくなり、「思考の見える化」ができます。
【中央の矢印】情報をつなげて整理!
バラバラだった情報をグループに分けて、関連性や順序を見つけていきましょう。
【右側】マインドマップにして全体を整理!
- 情報の全体像が一目でわかる
- 抜けや偏りに気づける
- 発表やレポートの構成にも活用できる!
マインドマップから「構成案」へ:具体的なステップ
🎯 テーマ例:「海洋プラスチック問題」
Step 1:マインドマップの枝(情報)整理
- 原因:ごみのポイ捨て、大量消費社会
- 影響:海の生き物への被害、食の安全リスク
- 対策:マイバッグ運動、法整備、企業の努力
- 自分の考え:一人ひとりの意識が変われば未来は変えられる!
Step 2:構成案(レポートや発表用)
- 導入:「海洋プラスチック問題はなぜ深刻なのか?」「自分にできることはあるのか?」という問いから探究を始めました。
- 調べたこと:原因→影響→対策の順に整理
- 原因:ポイ捨て、ごみの回収率の低さ、使い捨て文化
- 影響:魚の体内にマイクロプラスチック、食の安全問題
- 対策:世界で進む規制、日本の取り組み、地域の清掃活動
- 自分の考え:政策も重要だが、一人ひとりの行動が変わることが大きな力になると感じた。私はまず学校での啓発活動を始めてみたい。
- まとめと提案:問題の深刻さと、自分にもできることがあると実感した。今後はマイバッグ運動の広がりや教育の重要性にも注目していきたい。
💡まとめ:アナログでもデジタルでもOK!
- 手書きの付箋や模造紙を使って整理してもOK
- デジタルツール(miro, Canva, XMind など)を使ってもOK
- まずは「書いて」「並べて」「つないでみる」ことが第一歩です。