EE式・分野別探究シリーズ(全12分野+保存版)
「探究って、結局なにをすればいいの?」
そう感じている高校生は、とても多いです。
テーマは決めたけれど、
・問いが浅い
・調べ学習で終わってしまう
・志望理由書につながらない
そんな状態に、つまずいてしまうことも少なくありません。
このページでは、
EE式「探究テーマ × リサーチクエスチョン」シリーズとして公開してきた
分野別12本の記事と、
探究の軸を支える保存版2本をまとめています。
このシリーズの考え方
探究は、「正解を当てる学習」ではありません。
大切なのは、
- 何が起きているのかを整理する
- 条件や立場を変えて比べてみる
- 数値や状態の関係を確かめる
- なぜそうなるのかを説明する
- 全体のしくみとして捉え直す
という思考のプロセスです。
EE式では、この流れを
RQ入り口3型 × RQ出口4型として整理し、
どの分野でも再現できる形で紹介しています。
この並び順には、意味があります!
12分野は、ランダムに並んでいるわけではありません。
大きく見ると、この順番は、
「身近な社会」 → 「人間」 → 「自然・技術」 → 「世界」
へと、視野が少しずつ広がる構成になっています。
- 経済・経営:身の回りのお金・企業・選択
- 心理・教育・人間科学:人の内側と成長
- 社会・文化:人と社会の関係
- 医学・健康科学・環境科学・スポーツ科学:からだ・自然・環境との関係
- 理工学:世界を支える仕組みと技術
- 国際関係:国と国、世界全体の関係
探究が進むと、多くの人は、
「最初は身近な話だと思っていたのに、
気づいたら社会や世界の話につながっていた」
という経験をします。
この並びは、
その“探究の広がり方”を、あらかじめ道筋として示したものです。
探究シリーズ|分野別一覧(全12分野)
ここからは、分野ごとの探究記事を紹介します。
気になる分野から、どこから読んでも構いません。
各記事では、
- その分野では「何を問いにしやすいのか」
- 高校生の身近な疑問を、どう探究RQに変えるのか
- 探究が、志望理由書・学部選びにどうつながるのか
を、具体例つきで整理しています。
保存版ガイド|探究を深める2本
分野別の記事を読み進める中で、
「そもそも分野の違いがよく分からない」
「問いは立ったけれど、構造として弱い気がする」
と感じた人のために、保存版の記事を用意しています。
📘 保存版①
経済と経営は、何がどう違うのか?
― 探究テーマがぶれないための分野整理ガイド
経済と経営の違いを、
「対象」「問いの向き」「分析の視点」から整理した記事です。
📘 保存版②
構造型リサーチクエスチョンの作り方
― EE式RQの中核となる考え方と具体ステップ
比較・相関・因果をどう組み合わせ、
「構造として説明できる問い」に仕上げるのかを解説しています。
EE式のいちばんの特徴
EE式の探究で、いちばん大切にしていることは、
「問いを一発で完璧にしなくていい」という考え方です。
EE式では、探究の思考をこんなふうに整理しています。
- まず、どんな仕組みかを整理する(構造)
- 条件や立場を変えて比べてみる(比較)
- 数値や状態の関係を確かめる(相関)
- なぜそうなるのかを説明する(因果)
行きつ戻りつしながら、
問いを少しずつ育てていくのがEE式です。
だから、
- 最初はぼんやりした疑問でもOK
- 途中で問いが変わってもOK
- 「あ、こっちの方が面白い」と寄り道してもOK
探究は、
正解ルートをなぞるものではなく、
自分なりの道筋を見つけていくプロセス。
EE式は、
その道筋を迷子にならずに進むための
「地図」と「道具」をセットで提供しています。
このページの使い方(おすすめ)
- まずは、興味のある分野の記事を1本読む
- 自分のテーマに近い問いの形を見つける
- 必要に応じて、保存版で考え方を整理する
- 問いを「説明できる形」まで磨く
このページは、
探究のスタート地点にも、行き詰まったときの立ち戻り先にもなります。
最後に
探究は、特別な経験がある人だけのものではありません。
身の回りの「なぜ?」を、
少し立ち止まって、構造的に考えてみること。
その積み重ねが、
あなた自身の言葉で語れる
志望理由書・面接・将来の学びにつながっていきます。
このシリーズが、
あなたの探究の「地図」になればうれしいです。














