こんにちは!
今回は、中学生のみなさんに「3本柱+αの超簡単整理法!」をご紹介します!
この方法は、分かりやすく情報整理をするために、私たちがなるべく簡単で分かりやすい方法を模索した結果、これがベスト!と思える方法です!
この整理法を使うタイミングは、「探究テーマは決まっていて、これからアンケートやインタビューでの調査、実験、さらなる文献研究などに進む前の、さまざまな情報を集めた段階」です。
本来なら「マインドマップ」と呼ばれる方法もありますが、これは少し複雑で、利用しづらいかもしれません。
探究では、情報を集めるだけでなく、それを「何のために使うか」をしっかり整理することがとても大切です!
さあ、楽しく整理して、探究を深めていきましょう!
1. まず押さえよう!探究の情報整理のための4つのカテゴリー
探究のために整理すべき情報は、大きく次の4つのカテゴリーに分けます!
カテゴリー | 内容 |
---|---|
【A】なぜ問題?(原因や背景) | 問題の原因や背景を探る情報 |
【B】証拠データ(数字、課題を支える情報) | 数字やデータ、専門家の意見など課題を裏付ける情報 |
【C】自分で課題にしたいこと(探究したいこと) | 自分がさらに調べたいこと、深めたい問い |
【D】それ以外(後で消すかも?) | 関係はあるけれど中心にはならない情報 |
このうち、特に【A】【B】【C】が探究の柱になります!
【D】の「それ以外」は、あとで見直して、必要なければ整理しましょう!
2. 4ステップで進めよう!
【ステップ1】「まずは土台を作ろう!」 この3つの柱(A・B・C)をしっかり意識してスタート!
【ステップ2】「情報やアイデアはすぐに付箋!」 集めた情報やアイデアを付箋に書き出していこう!(1付箋=メモ)
【ステップ3】「似たもの同士はまとめよう!」 並べた付箋をカテゴリーごとに分け、一つにまとめられそうなものをまとめよう!
【ステップ4】「最後はスリム化!」 「それ以外」の付箋を見直して、本当に必要なものだけにしぼろう!

3. 付箋メモの具体例を見てみよう!
今回の探究テーマ:海洋プラスチック問題にどう向き合うか
【A】なぜ問題?(原因や背景)
- 海洋プラスチックを食べて魚が死んでいる!
- ポイ捨てが多い!
【B】証拠データ(数字,課題を支える情報)
- 毎年800万トンのプラスチック流出(出典を記載)
- S教授の「海とプラスチック」という著書(出典を記載)
【C】自分で課題にしたいこと(探究したいこと)
- 海洋プラスチック問題に積極的に取り組んでいる国はどこ?
- 私たちの地域や学校でできることは?
【D】それ以外(後で消すかも?)
- 海洋プラスチックの歴史
- プラスチックのリサイクル
4. おわりに
この「3本柱+αの超簡単整理法」なら、 難しいマインドマップを作らなくても、自分で情報をすっきり整理できます!
楽しく、自由に、自分の探究テーマを作り上げていきましょう!
みなさんの探究が、さらに深く、面白くなりますように!